さて、今回の「ちょっと気になる表現」。
まずは"breaking point"からです。
その昔、1975年に公開されたボー・スヴェンソン主演で同名の映画がありました。
組織による殺人の現場を目撃し、証人として法廷に立った男を襲う魔の手を描くアクション映画です。
舞台はフィラデルフィア。
海兵隊あがりのマイケル(ボー・スヴェンソン)は35歳で、市内に柔道場を開いていました。
彼はある日、男がヤクザ者に叩き殺されるのを目撃しました。
殺された男は、金貸しのビンセント(ジョン・コリコス)より借金をしてい、返済が遅れて殺されたのでした。
事件を担当したシリアン警部は、この事件を機にギャング撲滅を計り、マイケルに証人として法廷に立つように依頼します。
妻は、ギャングの報復を恐れて反対しますが、法廷に立つマイケル。
裁判は犯人に長期刑を課し、事件は一応ケリがついたかに見えます。
だが、ビンセントはマイケルの命を執拗に狙い始めます。
マイケルを誘いだすため、マイケルの妹の婚約者が殺され、マイケルの怒りが爆破。
一旦は移住したトロントからフィラデルフイアへ向かうマイケル。
真っ正面からビンセントを殺すためです。
繰り返される死闘すえ、ついにマイケルは、『悪』を撃つのだったというお話です。
映画の説明が長くなりましたが、ここでの"breaking point"は「我慢の限界」という意味で使われていました。
ニュースでは「病院の日常業務の限界」というニュアンスで使われています。
"Brazil's hospitals are at breaking point, as the number of new coronavirus cases hit nearly 15,000 in just one day.
また、この映画でチョット気になるのがブラジルの地名"Amazonas"です。
"Amazon"は元々はギリシャ神話に登場していくる名詞で、その中には勇ましい女だけの部隊「アマゾネス」が登場してきます。
そしてシェイクスピア作品、『夏の夜の夢』(A Midsummer Night's Dream)の第一幕第一場にもアテネの大公シーシアスとアマゾン族の女王ヒポリタとの結婚式が登場してきます。
これを機に二組の恋人と妖精の王オベロンとその妃で女王であるタイターニア、さらには町の職人たちが入り組んでの楽しいドラマが展開していきます。
なぜ、ギリシャ神話の名前が南米ブラジルの地名に絡んでくるのか、空想するのも一興かもしれません。
step 1 本編
ニュースを聞いてみましょう!聞き取れたか、聞き取れなかったか、自身で判定してみましょう。
step 2 英文字幕
英文全体の確認をします。
step 3 日本語訳
英文の意味を確認しましょう。
step 4 語彙
ダウンロードしたPDF資料の英文資料を読み、それがどのような日本語に当たるのか類推した上で、映像の日本語訳で確認しましょう。
step 5 Vocabulary in Action
映像上に「step 4 語彙」確認した語彙が提示されます。ニュース上で語彙の使われ方を確認しましょう。
step 6 PRACTICE FOR REPRODUCTION
英文音声の後に音声のない画面が出てきます。英文の音声のイントネーションに気を付けて発音しましょう。この時、指定された時間内で発音できるように努力しましょう。
step 7 REPRODUCTION Stage1
英文字幕と共に英文を注意して聴きましょう。次に一部がブランクとなっている英文が出てきます。その英文が時間内に正しく口をついて出てくるようにトライしてみましょう。
step 8 REPRODUCTION Stage2
ブランク付きの英文が提示され、ブランク部分を含めた英文が読まれます。次に同じブランク付き英文が音声なしで流れます。時間内に復唱トライします。
step 9 REPRODUCTION Stage3
ブランク付き英文が画面に出て、次は音声は出てきません。自身で全文が時間内に正しい英文で言えるかトライします。
step 10 Dictation
ダウンロードしたDictation用のPDFを使って、空所に適切な英文を書き入れましょう。
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